スポエール沖縄プロジェクトチーム
有限会社ウイングインフィニティシステム　玉城さん

「おきなわSDGsプラットフォームプロジェクトチーム」のうち、「地域アマチュアスポーツ応援プロジェクト」の取組をご紹介します。

沖縄県内のアマチュアスポーツを応援

　沖縄県内には、多くのアマチュアスポーツ団体や競技者がおり、日々練習活動や、定期的な大会が開催されています。そんなアマチュアスポーツですが、プロスポーツとは異なり、各スポーツ・団体の認知度向上やメンバー集め、資金繰りに苦労していることが多い実態があります。
　地域のアマチュアスポーツの助けになれないか・・・その想いから、玉城さんは令和２年よりスポエールを立ち上げ、アマチュアスポーツを地域のみんなで応援していく取組を行っています。

【主な取組】
①スポーツ団体への無償HP提供
②スポーツ情報発信ネットワークの構築
③スポエールサポーターの募集
④広告掲載利用料金を用いたスポーツ団体への寄付・備品提供
⑤スポーツ団体紹介、指導者・競技者インタビュー

この取組を軸に、令和６年におきなわSDGsプラットフォームのプロジェクトチームに申請し現在も活動中です。

無償HP提供・インタビューによる情報発信強化
及び寄付を通じた支援

　前述の５つの取組のうち、「①スポーツ団体への無償HP提供」と「③スポエールサポーターの募集」、「④広告掲載利用料金を用いたスポーツ団体への寄付・備品提供」、そして昨年秋に始動したばかりの「⑤スポーツ団体紹介、指導者・競技者インタビュー」についてご紹介します。

①スポーツ団体への無償HP提供：

　一般的には、各団体の情報発信はそれぞれの団体がHPを作成し、メンバー募集や大会結果を発信していきますが、運営の負担やまとまった情報確認ができないというデメリットがあります。
　スポエールでは無償でHPを提供し地域アマチュアスポーツ情報を集約しているため、実際にスポーツに取り組む競技者のみならず、地元企業や一般の方からのアクセス増加も見込めることから、HPを利用した競技の普及・拡大に貢献することができます。県・各市町村のスポーツ協会・体育協会や学校の体育連盟をはじめ、競技人口の比較的少ないスポーツも含めて掲載団体は年々増加しており、令和７年２月末現在、42団体の情報を掲載しています。実際に掲載を行っている団体からは、情報発信ができていること・利用者へのPRができていることについてありがたいという声をいただいており、HPを見た利用者からは、これまでばらばらに散らばっていた情報が一元化されており、最新情報の確認にかなり助かっているという声をいただいており、効果を実感しています。

③スポエールサポーターの募集：

　スポエールでは、アマチュアスポーツを応援する企業・団体を「スポエールサポーター」と呼び、募集を行っています。地域のアマチュアスポーツを地域企業が応援し、支えていく取組となっているため、スポエールサポーターの存在が重要になってきます。サポーター登録は無料のため、関心を持っていただいた団体はぜひサポーター登録をお願いします。
　また、プロジェクトチームとして活動を開始してからは、沖縄市経済文化部観光スポーツ振興課とマッチングの上、スポエールサポーター開拓に向けて、観光スポーツ振興課に紹介いただいた沖縄市観光物産振興協会でのプレゼンを行い、情報共有を行っています。今後もサポーターを増やすことができるよう、開拓を続けていく予定です。

④広告掲載利用料金を用いたスポーツ団体への寄付・備品提供：

　スポエールでは、地域アマチュアスポーツを応援したい企業・団体の皆様から広告を掲載いただき、その利用料をもとにスポーツ団体への寄付・備品提供を行っています。令和２年から開始した寄付は、のべ44団体・78万余円にのぼり、今年も引き続き寄付を予定しています。広告の掲載はそのまま各団体への寄付につながっていくことから、直接的な支援が可能です。サポーターのみならず、沖縄県のアマチュアスポーツの発展のために何か支援ができないか、とお考えの団体がいらっしゃいましたら、ぜひ広告掲載をご検討ください。

⑤スポーツ団体紹介、指導者・競技者インタビュー：

　令和６年10月より、フリーマガジン『kitto ii』とタッグを組み、沖縄の子ども達を応援するインタビュー企画を開始しました。フリーマガジン『kitto ii』とは、浦添市を中心に配布している地域密着型のフリーマガジンであり、その中の企画コーナーにおける『ちばるソノサキ』という沖縄の子ども達・部活生を取材し、応援する記事をスポエールHPでも読めるように随時アップしています。令和７年２月現在、４つのインタビューをアップしており、今後も定期的にアップし、沖縄県内で活躍する子どもたちを応援していく予定です。

地域アマチュアスポーツ応援プロジェクトの拡大に向けて

　この取組は、地域課題解決に寄与しており、地域やジャンルを限定せずに、いろいろな場所・領域で発展していくことができる取組と考えています。この２月には、運営会社である有限会社ウイングインフィニティシステムの活動として関東沖縄IT協議会に出席し、スポエールのPRを行ったところ、珍しい取組として注目を浴び好評でした。文化の継承や普及、そのほか自治会などでも同様の技術を使って、情報発信の支援ができると考えているので、ぜひこの記事の閲覧を機に、今後も誰一人取り残さない社会の実現に向けてできることを実践していってほしいと願っています。

　また、プロジェクトチームは原則１年間の活動となっており、地域アマチュアスポーツ支援プロジェクトは令和７年５月末をもって活動期限を迎えます。今後、まだ実現できていない「競技大会やスポーツイベントの開催により、地域の人々とスポーツとのふれあい・交流の場の提供」という取組を実現していきたいと考えているところ、一緒にイベント企画を検討いただける方や、共催いただける方を探しています。皆様のご協力が必要な状況ですので、ぜひ「おきなわSDGsプラットフォーム」のホームページから、参加希望を申請のほどよろしくお願いいたします。

＜プロジェクトチームに参加してほしいメンバー＞
・インタビュアー経験者
・記事作成経験者
・記事のコラボレーション先を探している方
・イベント企画経験者　
※地域は限定せずに全県的にメンバーを募集しています。

　最後に、プロジェクトチームとしては活動期限を控えていますが、以降もスポエールプロジェクトは継続して取り組んでいく予定です。プロジェクトチームメンバーとしてだけでなく、掲載団体やスポエールサポーターも引き続き募集していきますので、ぜひ一緒に活動いただける方はご連絡をお願いします。

スポエール沖縄
運営会社：有限会社ウイングインフィニティシステム
所在地：沖縄県浦添市牧港５丁目６番２号　琉薬商事ビル５０５号
ホームページ：
沖縄のスポーツ情報はここから手に入れる。スポエール沖縄です。
ウイングインフィニティシステム